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これからの邦楽と象牙の関係

  • toshikikineya
  • 2019年5月20日
  • 読了時間: 3分

昨年邦楽界で「象牙のことを知り考えるシンポジウム」が開かれたみていでして、その内容が冊子で送られてたので自分では珍しく真剣によんでみました。

長唄三味線をするにあたって象牙との関係性は深いのでありますが、主に、撥、駒、音締、に象牙の素材が使用されていますが、今に始まったことではありませんがその象牙に限りがあるとされているらしい。

ここで述べる象牙とは「ハード材」と呼ばれる素材のことで質がいいとされている象牙ですが、対して「ソフト材」と呼ばれる素材が一概に質が悪い訳ではなく使用用途に適しているかいないかでしょう。

大きな違いは採れる場所と素材の硬度、密度。象牙製の撥はコンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガボン、カメルーン等アフリカ中央部に生息しているマルミミゾウのものであるらしい。これは知らなかったな・・・

ソフト材と比べて硬度、密度も高く、色合いも少しピンクがかったアイボリーです。三味線屋に寄ったときに象牙の撥等を見せて頂くことがありますが、中には綺麗な輪の層を持ったものもあります。芯もちといわれ象牙の芯に近いもの加工してこしらえたもので硬度、密度も高く目が細かくて美しく値段も○十万もしますね。プロの演奏家は購入したものをさらに削ったりしながら自分に合った形にカスタマイズしますが、改めて三味線というものは贅沢品を消耗品扱いしている楽器であると再認識します。

で、その象牙に限りがあるというのが、マルミミゾウが絶滅への道へ歩んでいるみたいです、理由は簡単、密猟による乱獲。

アフリカの方面はまだまだ不安定な国も多く内戦も起こりやすい地域は財源を確保する手段のひとつなんですね~。

1980年に日本はワシントン条約の加盟国になり、1989年には国際象牙取引が全面に禁止されましたが(特別な条件のもと今まで2度ほど象牙取引が許された)

兎にも角にも日本に限らず諸外国にも需要がある限りこのようなことは無くならないわけで、現段階の象牙管理制度では違法象牙の移入を防げないというのが事実らしい。

邦楽界では将来的に決定的な打撃をくらうことは間違いない訳で、それに携わるものとして現状とこれからをよく考えなければなりません。

今、現段階象牙にとって替わる新素材の開発が望まれる状態で、

どうしても象牙から導かれる音色でなければダメだとも言ってられないくなってきました。アイボラーといわれる人口素材のものありますが実際広まってはいませんね、個人的には扱いやすいとは思うのですが・・・

プロが舞台で使用していたら白い目でみられるのは必須であります。

自分としては扱いやすさ、音色がさほど変わらなければ象牙じゃなくてもいいですが、そもそもコストが高すぎるんですよね~象牙さん。

密かに舞台で使って、イイ音をさせれば問題ないわけだから、この機会に象牙にとってかわる新素材の普及に励もうかと思いますね。

1980年に日本はワシントン条約の加盟国になり、1989年には国際象牙取引が全面に禁止された、特別な条件のもと今まで2度ほど象牙取引が許された。

 
 
 
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